【東北大 住む場所】学部別 おすすめ居住エリア

東北大学青葉山キャンパス 災害科学国際研究棟・農学部

2023年春から東北大学へ入学され、一人暮らしを始める皆さんへ、東北大卒の不動産営業マンがおすすめエリアを紹介します。

仙台市内に不動産屋は無数にありますが、東北大学生の生活事情を知っている担当者は少ないのが現状です。4年間の大学生活をスムーズにスタートさせるために、ぜひ参考にして下さい。

学部によって住むエリアが全然違う

2年生以降のキャンパス移動を把握すべき

東北大学では同じ学部であっても、学年(正確には学期)によって、中心となるキャンパスが変わります。それぞれのキャンパスは、1~2kmの距離にあるので住む場所を変える必要はありません。

しかし、毎日の通学となると、住む場所を間違えると苦痛になることもあります。

どの学部でも、1年生のうちは川内北キャンパスが中心になります。2年生以降からは、それぞれの学部が入っているキャンパスでの講義が多くなっていきます

つまり、1年生のうちだけ通う川内に近いだけではダメで、逆に、2年生以降ばかり考えると、まだ一人暮らしに慣れていない1年生のうちの負担が大きくなってしまいます。

ですので、住む場所選びは大学生活全体を見る必要があります。

理系学部は大学院まで考慮するべき

4年間の学士課程(いわゆる学部生)のあと、学部によっては大学院(修士課程)に進学します。

特に理系学部の方は、大学院進学率が高く、進学を前提に住まい選びをする必要があります。ちなみに、文系の文学部や経済学部は大学院進学率10%程度ですが、理系の工学部や理学部は90%近い学生さんが進学します。

理系学部の学生さんを見ていると、6年間のうちで住替える人も多いですが、無駄な出費になるので、できれば1回で理想のエリアを見つけたいですよね。

アルバイトやサークルの場所も考慮すべき

キャンパス移動も重要ですが、アルバイトやサークルもほぼ毎日になるので、考慮すべきです。

川内キャンパスが中心に活動しているサークルが多いですが、学部ごとに部活があったり(医学部○○部、工学部○○部など)、活動場所が都度変わるサークルもあります。

各団体で、ホームページやSNS等を開設しているので、気になる部活・サークルがあれば、インターネット等で調べてみるといいかもしれません。

アルバイトは、人によりますが、仙台市の中心部まで通うケースが多いです。もちろん住む場所の近くで働いている人もいます。やりたいアルバイトによっては、エリアが限定されるので、ある程度の下調べが必要です。

【復習】キャンパスの場所

各キャンパスの位置関係

YouTubeでも紹介しています

【学部別】キャンパス移動とおすすめ居住エリア

文学部・教育学部・法学部・経済学部

キャンパス移動なし ずっと川内キャンパス

川内北キャンパス → 川内南キャンパス

文系学部は基本的に大学4年間を川内キャンパスで過ごします。川内北と川内南は、区別していますが隣接しています。

4年間を通して、東西線川内駅が最寄りになります。

また、文系学部の場合、大学院進学しない学生も多いです。とりあえず4年間の生活のみ考慮すればよいかと思います。

文系学部の学生さんは、アルバイトやサークルの参加率が高くなる傾向があります。中心市街地への出やすさも住む場所を選ぶうえで大切です。

おすすめ居住エリア:川内エリア周辺 or 東西線沿線

川内周辺:八幡・角五郎・片平
東西線沿線:宮城野通駅・卸町駅

通学のしやすさを考えるなら、川内キャンパス周辺で完結させるのもいいです。川内キャンパスは青葉山の麓に位置するので、自転車さえあれば移動に困ることはないでしょう。

八幡や角五郎は学生が多いエリアで、賃料相場も比較的抑えられています。一方で住宅地になるので、アルバイト先から遠くなりがちです。夜間は人通りが無く暗いので、不安に感じるかもしれません。マンションタイプの物件が少ないので、セキュリティを重視される方だと物件が見つかりにくいです。

片平は学生や単身の社会人が多いエリアです。マンション街ですが、市街地に近く、夜でも人通りがあって安心です。賃料は高いですが、セキュリティのしっかりしたグレードの高い物件も多数あります。

東西線沿線は、学生以外にファミリー層も多く居住しており、スーパーなど買い物施設が充実しています。通学に地下鉄を使うので少し不便はありますが、住みやすさはアップします。物件の選択肢も増えます。学生が少ないので、アルバイトでは重宝されることも多いです。

理学部・工学部・農学部・薬学部

キャンパス移動が多いので、場所選びが難しい

川内北キャンパス → 青葉山キャンパス → 青葉山 or 片平

理系学部の皆さんは、とにかくキャンパス移動が多いです。

というのも、1,2年生は青葉山と川内の両方で授業があります。3年生以降は大学院進学も見据えたゼミが入ってきます。選ぶ研究室によっては青葉山と片平を行ったり来たりになります。

また、サークルや就活団体は川内で活動することが多いので、結局川内にも頻繁に通う学生さんが多いです。

ということで、青葉山・川内・片平に通学しやすいことが大切です。

おすすめ居住エリア:原付ありで山側 or 東西線沿線

原付あり:八木山・八幡・角五郎
東西線沿線:宮城野通駅・薬師堂駅・卸町駅

青葉山に通学する学生さんは、原付を使っている人もいます。

川内と青葉山は距離は近いのですが、途中が結構な急坂になっており、自転車で登坂するのは地獄です。自動車免許を取れば原付も運転できます。1年生のうちに免許を取ってしまえば、2年生以降の青葉山通学には間に合います。

ただ、駐車場所の問題や交通事故のリスクがあるので、原付を使いたくない人も多いです。

そこでおすすめなのが、東西線沿線です。雨や雪にも左右されず、安全に通学できます。バスと違って終電も遅いので、飲み会やサークルも存分に楽しめます。

家賃はやや高めですが、仙台駅にも近い宮城野通駅周辺は人気があります。また、薬師堂駅や卸町駅周辺はワンルーム賃貸が豊富です。このエリアはスーパーなどが複数あるため、物件が見つかりやすいです。

医学部・歯学部

実習は朝早いので、キャンパス近くが便利!

川内北キャンパス → 星陵キャンパス

1年生は川内キャンパスが中心、徐々に星陵キャンパスの割合が増えていき、3年生以降は星陵キャンパス中心になります。

川内キャンパスと星陵キャンパスは徒歩20分程です。歩けなくはないですが、自転車があるといいです。

医学系の学生さんにとって、キャンパス移動は大きな問題ではありません。問題は、病院実習があることです。外来の診療開始前に準備するので、毎日朝8時頃には集合になります。学科や診療科によりますが、夜まで実習が続くこともあるので、通学の負担は小さい方がいいです。

おすすめ居住エリア:通学時間重視で星陵キャンパス周辺

木町通・柏木・八幡・角五郎

このエリアなら、徒歩なら15分、自転車なら5分で到着できます。スーパーも多いですし、学生向け物件も豊富なので、物件探しも苦労しません。

木町通は、賃料はやや高めですが、買い物施設が充実していて、セキュリティのしっかりした物件も多いです。マンションタイプが多くなります。中心地にも出やすく、便利です。

柏木・八幡・角五郎は似通った街並みです。アパートタイプの物件が多いです。エリア内にスーパーもあり、一人暮らしをしていくには十分です。夜間は人通りが少なく、暗い場所も多いです。不安に感じる人もいるかもしれませんが、賃料も抑えられていて選びやすいです。

キャンパスの最寄り駅は北四番丁駅です。徒歩15分以上かかるので、地下鉄利用は大変です。

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